スーパーマーケットの野菜売り場

小売り業界の仕事とは?

小売り業界の分類や仕組み

小売り業界は、わたしたちの身近にある「小売り店」に関わる業界です。
お客さんと直接接する仕事であり、コミュニケーション能力が必要となる大切なお仕事です。
接客のスキルももちろんですが、お客さんのニーズをしっかりキャッチすることも必要となります。

小売り業界の売り上げは好調で、業績がぐんぐん伸びている企業もたくさんあります。
なんと小売り業界の規模は60兆円!驚きの規模ですよね。
国内の業界では最大級の規模となっており、これからも成長が期待されている業界ですので、小売り業界で働く人材の需要も伸びていくでしょう。

ただし、コンビニやスーパーの業績は良好でも、一方で百貨店などは悪くなっています。
今後は企業ごとに業績の良し悪しにハッキリと明暗が分かれ、差がついていくと予想されます。

小売り業界の職種の種類

小売り業界で働く人に対して、接客サービスというイメージが強いのではないでしょうか。
ですがそれ以外にもたくさんの人が小売り業界には存在し、活躍しているんですよ。

例えばモノを販売するなら商品を仕入れなければいけませんね。
この商品を仕入れ、販売するための準備段階として「仕入れ・物流」の担当者が必要不可欠です。
いわゆるバイヤーと呼ばれる職種で、新規ルートを開拓したり、商品の選定や仕入れなど、他にも取引先との商談や在庫管理、物流を担当する人も必要になってきますね。

「販売」に関わる職種としては、店長や店舗運営、さらにマネージャーもいます。
商品を仕入れたら、店舗にて商品を販売するのが小売りです。
店頭販売の担当はアルバイトのスタッフを雇うことが多いですが、企業に入社した新入社員が、商品を良く知るために最初に派遣されて店頭に立つことも多いようです。

次に、販売力をより強化するために存在する小売り業界の職種が「販売支援」に関わるスタッフです。
具体的に行う業務は販売促進や店舗企画、そして運営企画などになります。
マーケティング戦略を行い、企画立案、さらに店舗レイアウトを考えたりもします。
加えて新規出店計画を立ち上げたり、イベントやキャンペーンなどの運営、広告や販促の企画や作成まで行います。

小売り業界の有名な企業とは

小売り業界で活躍する有名企業には、全国に店舗があるイオン、セブン&アイホールディングスやファーストリテイリング、ローソン、ユニー・ファミリーマートホールディングスなどが知られていますよね。
他にはヤマダ電機やビッグカメラ、エディオンなどの電化製品を販売している企業や、三越伊勢丹ホールディングス、高島屋などの百貨店も名を連ねています。
イトーヨーカドーやワコールホールディングス、山崎製パンなど、人々の生活の身近に存在する企業がたくさんあります。