トヨタの車

メーカー業界の仕事とは?

メーカー業界の分類や仕組み

メーカーとは、モノづくりを行っている企業のことを表しています。
例えば、わたしたちが毎日のように使っているスマホやパソコン、衣類にバッグや財布、食べ物からバイクや自動車、船にいたるまで、わたしたちの生活は様々な「モノ」にあふれていますよね。

わたしたちを取りまくすべての製品はメーカー業界によって生産されています。
製造業とも呼ばれることがあるメーカーは、作る製品によって食品メーカー、アパレルメーカー、自動車メーカー、精密機械メーカーなどに分けることができます。
日本は特に、モノづくりに優れた国として知られ、日本文化や産業の発展に貢献してきたんですよ。
最近は日本から海外に飛び出して、グローバルに展開するメーカーも増えており、これからもそのような動きは広がっていくのでしょう。

メーカーは、その規模や製品の種類によって全行程を自社生産で行うこともありますね。
他にも、素材を加工するだけのメーカー、加工や組み立てだけ行うメーカーというように、一部だけの機能を専門に行うメーカーもあります。

自社生産メーカーには、化粧品メーカーや医薬品メーカーがあり、素材から自社で研究開発、生産、販売まですべて行っています。
「素材メーカー」には、化学素材やゴム素材、樹脂や鉄鋼、紙やガラスなどの素材を作る化学メーカーや、鉄鋼メーカーなどがあります。
「加工・組み立てメーカー」は、自動車メーカーや食品メーカーのように、素材メーカーから供給されるモノを使って加工や組み立てを行います。

メーカー業界の職種の種類

メーカー業界にはどのような職種があるのでしょうか。
まずはお客さんに製品の紹介をしたり販売する役割の「営業」は、商社や卸に向けた営業業務や、小売チェーンなどの流通向けの営業業務を担当しています。
他にも製品を作るときのスケジュールや生産ラインを管理する「生産管理」や実際にモノを作る「製造」、新製品のアイデアや企画を考える「商品企画」などもあります。
もちろん「研究開発」も大切な職種ですし、できた製品を広告する「宣伝・広報」がいなくては誰にも知ってもらうことも、買ってもらうこともできませんね。

メーカー業界の有名な企業とは

メーカー業界で活躍している有名な企業には、ニトリ、ニチレイグループ、三菱電機、セキスイハイムグループなどがあります。
おそらく皆さんが知っている企業ばかりだと思いますが、身の回りの「モノ」を作っている企業はすべてメーカー業界に属する企業となります。
近年はただモノを作るだけではなく、モノづくりの背景にあるストーリーなども価値をもつようになっています。
モノがあふれかええる現代社会において、他の製品との差別化をどうするかが問われるところですね。