サービス・インフラ業界の分類や仕組み
サービス・インフラ業界と聞いても、学生さんたちにはイメージがわきにくいかもしれませんね。
確かに幅広い業界となりますので、ピンと来なくても仕方がないでしょう。
「サービス業界」とは、教育や福祉、旅行やレジャー、そして外食産業など、サービスを提供している業界のことを言います。
そして「インフラ業界」とは、鉄道や空港、航空、また電力やガスのような社会のインフラ(基盤)となる仕組みに関わる業界のことです。
消費者が今何を必要としているのか、そのニーズに応えるようなサービスを提供すること、これがサービス業界に求められていることです。
とは言っても、消費者のニーズは時代とともにどんどん変化し、じっと止まることはありませんよね。
いつもアンテナを張り巡らせて、消費者のニーズを探すこと、つまりマーケティングがサービス業界には必要となるのです。
一方、インフラ業界である電力やガスの場合は、国が行った「自由化」によって変化が起きています。
例えば電力業界においては、この自由化を受けて電力の小売りなども可能になり、電力市場が中立化、公平化されるようになり、ますます発電事業への新しい企業の参入が活発になると予想されています。
ガス業界でも小売りが自由になったため、家庭向けのガス会社選びが自由になり、電気業界と同じように、活発になると期待できますね。
サービス・インフラ業界の職種の種類
サービス業界やインフラ業界の仕事は、お店の運営に関わる職種が多いです。
お店のリーダーである「店長」もいれば、来店したお客さんにサービスの案内や提供を行う「販売・接客」を行う人材も必要ですよね。
あるいは、店長の上に立ち、いくつもある店舗をまとめる役割の「スーパーバイザー」という存在も大切です。
スーパーバイザーは、自社の店舗はもちろんですが、傘下にあるフランチャイズのお店の管理も任されることがあります。
お店ではなく会社全体として必要となるのが「法人営業」や「マーケティング」で、新サービスを作りだすためには、マーケティングは欠かせませんし、その売り込みを行う法人営業も大きな役割を担います。
インフラ業界においては、発電所や送電設備などの設備、駅や線路、空港といった設備の管理に必要な「施設管理」という職種が活躍しています。
「整備」や「運行管理」も欠かせない職種ですし、資材や設備を調達する「購買・調達」ももちろんインフラ業界において大きな働きを任されています。
サービス・インフラ業界の有名な企業とは
サービス業界で活躍する有名企業には、求人広告などで知られるリクルートホールディングス、楽天などもサービス業界に入るんですね。
インフラ業界ではANAとして知られる全日本空輸、日本航空(JAL)、JR東日本、関西電力などがあります。
こうしてみると、だいたいサービス・インフラ業界ってどんな業界かというのが少しずつわかってきたのではないでしょうか。