医師
医療の分野に従事する仕事といえば、やはりすぐ思い浮かぶのは「医師」ですよね。
病気になったとき、怪我をしたとき、頼れる存在はお医者様です。
医師という仕事にもいろいろ種類がありますが、現在多いとされているのは臨床医だそうですね。
患者の治療をしたり、病気を予防したり、ほかにも健康相談を受けたり検診をするのが臨床医の仕事です。
医師が活躍する場のメインは病院ですが、大きな病院では内科、外科、小児科、耳鼻科、整形外科など細かく分かれています。
一方で、小規模な病院や診療所ともなると何でも自分1人でやらなければいけないということもあります。
医師になるにはまず医科大学か医学部に進学し、6年かけて専門知識を身につける必要があります。
医学について学んだ後は、医師国家試験に合格し、はじめて医師になることができます。
看護師
医師と同じように病院や診療所で大切な役割を担っているのが「看護師」です。
看護師の仕事は医師の指示を受けて患者の治療のサポートや診察のアシスタント業務を行います。
看護師も医師と同じで国家資格が必要になる職種ですので、看護師を目指すのであれば、看護師資格を取得するための勉強からスタートしましょう。
看護師資格は、文部科学大臣が定める学校、または厚生労働大臣が定める看護師養成所を卒業後に国家試験にパスすれば取得できます。
学校の種類は4年制大学、3年生の短大や専門学校、看護師学校からの選択となります。
4年制大学で学んだ場合、幅広い知識を得ることができるので、保健師や助産師の国家試験にもチャレンジできるメリットがあります。
理学療法士
近頃メキメキと存在感を醸し出しているのが「理学療法士」です。
名前くらいは知ってるけど、お世話になったことないという方も多いでしょうね。
理学療法士とは、いわゆるリハビリを専門とする職種であり、運動をメインにした治療や機能回復のための訓練を行う業務を担います。
対象となるのは子供からお年寄りで、運動療法や物理療法、さらには義手・義足、車椅子の訓練も行っています。
理学療法士が活躍する場は病院や介護施設がメインとなり、今の高齢化社会において欠かせない存在となっています。
理学療法士になるためには、高校を卒業後に国が指定する養成施設で3年以上履修し、まずは国家試験を受けるための資格を得なければいけません。
この学校には4年制大学、3年制大学、3~4年制の専門学校があり、リハビリ訓練に必要な解剖学や生理学、臨床心理学、そしてリハビリテーション医学など、専門知識を学びます。