挑戦

日本語教師の資格とは

日本語教師を目指すには

日本語教師を目指すうえで、3通りの方法があります。

  • 大学や大学院で日本語教育主専攻または副専攻を修了する
  • 文化庁が認可している420時間以上の日本語教師養成講座を修了する
  • 日本語教育能力試験に合格する

3通りの方法のうち、最も人気があるのは日本語教師養成講座を受講し、420時間の学習カリキュラムを受けることです。
平日5日間をベースに通うことを仮定すると、6ヵ月間で修了できます。日本語について学ぶだけではなく外国人に教える立場としての教養を身につけることができます。

日本語教師養成講座の内容とは

日本語教師養成講座では、以下3つの領域を学びます。

  • 社会・文化・地域
  • 教育
  • 言語

「社会・文化・地域」では、世界と日本について学び、日本の歴史や海外との国際情勢を学べます。現状の日本語教育、異文化交流(国際交流や留学生制度など)を学びます。

「教育」の領域は、「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」などの領域に分けられています。

たとえば、「言語と社会」では言葉が社会とどのような関係をもつか、世代格差、ジェンダー、地域言語などを理解できます。そのほか「言語と心理」では言語理解や幼児言語、異文化間心理学、教育心理等をといった分野があります。

「言語と教育」では、教育の目的を達成するための方法を学ぶ教授法や異文化間教育、国際理解教育やメディア・リテラシーなどが学べます。「言語」の領域では一般言語学や世界諸言語、理論言語や応用言語学などを学習します。

気をつけるべき点

日本語教師養成講座を選ぶ際に、文化庁からきちんと認められている講座であるか見極めましょう。

また、自宅と学校の距離ができるだけ近い場所を選びましょう。週に1回は必ず通う学校なので近いに越したことはありません。
働きながら夜通うことを考えている人は、職場と学校が近いところがおすすめです。

学校内の環境をチェックするのもポイントの1つ。パンフレットだけではわからない部分もありますので、直接現地に足を運びどのような人がいるのか、教室の雰囲気や講師・事務の人と話しやすいかなど確認しておきましょう。

6ヵ月間通う学校ですので、前もってのリサーチはとても重要です。